facebook広告のカテゴライズ機能が活きる強力なリマーケティング
SEO、PPC広告、メールマガジンなど、さまざまな経路で来訪した自社サイトの訪問者に、年齢・地域・性別・趣味などfacebook広告の強力なカテゴライズ機能でより適切な広告を閲覧してもらうことができる「facebookリマーケティング広告」は、他の広告では得られないほどの強力なコンバージョンが得られていました。
ただ、今までもこの「facebookリマーケティング広告」は実施可能だったのですが(2013年1月に当サイトでご紹介していた方法)、パワーエディタが必要だったり、その他のさまざまな機能を理解して組み合わせる必要があったりと、初心者の方にはハードルが高かったように思います。
初心者でもカンタンにリマーケティング広告が可能に。
そんな強力な機能のfacebookリマーケティング広告が、2014/2/20から「パワーエディタ」だけでなく「広告マネージャ」からもカンタンに使えるようになっていましたので、その方法をご紹介します。
広告マネージャを使ってリマーケティングリストを作成
2014/12/20 facebookの広告マネージャの画面構成が変更となりましたので修正しました。
「広告マネージャ」の左メニューから「オーディエンス」を選択します。
画面右上に表示される「オーディエンスを作成」の画面で、「カスタムオーディエンス」を選択して
「ウェブサイトのカスタムオーディエンスを作成」の画面で、利用規約に同意して、「ウェブリマーケティングピクセルを作成」 のボタンを押します。
※利用規約の同意に関しては、自社サイトのプライバシーポリシーへの追記などが必要です。
(2回目以降でこの画面が表示されない場合は、歯車アイコン>ピクセルコードを表示で確認できます)
次の画面で表示される「ウェブリマーケティングピクセル」が作成されるので、表示されるタグを関連サイト内の「全てのページ」の<head>〜</head>の間に埋め込んでおきます。
ただし、既にこの機能でリマーケティングピクセルを作成している場合には、既存のリマーケティングタグが表示されます。※現段階では、このタグは1種類のみですべての広告に利用できる様子です。できればアカウント毎に異なるタグを発行できるようになると便利ですね。
タグの設置が確認できたら、「オーディエンスを作成」で、「特定のウェブページにアクセスする人」をクリックします。
URLが次を含む の入力ボックスに、該当するURLの文字列を記入します。tabキー押しで、または(or条件)でキーワードを追加できます。
また、リマーケティングリストの有効期間を最大180日まで設定出来ます。
なお、リマーケティングではAND/OR/NOTを上手く活用されると効果的です(説明)
さらに、効率的に設定するなら
・高額ウクレレページ閲覧
・購入ユーザ
という2つのリストを作成しておき、購入ユーザを除外したほうが効率的でしょう。
予めリストを選択したあと、除外>このオーディエンス を選択すると
以下の様に、高額ウクレレページ閲覧 から 購入者を除外 という設定が可能です。
広告マネージャの場合は、これで完了です。引き続き、他の広告設定をすませれば完了です。
また、管理画面上から、この場合のユーザ数も確認可能です。
パワーエディタを使った方法
上記と同様の設定は、「パワーエディタ」上でも可能です。
パワーエディタでは、広告を作成する前に、「カスタムオーディエンス」を作成しておきます。
2014/12/19 追記:パワーエディタの画面が変更されたので修正しました。
画面左の 広告を管理>オーディエンス を選択
画面右の オーディエンスを作成>カスタムオーディエンス と進みます。
あとは上述の「広告マネージャ」と同様のステップでオーディエンスを作成したあと、広告作成画面で「カスタムオーディエンス」を設定します。カスタムオーディエンス欄に先ほど作成したリスト名を入力するとプルダウンで選べます。
こちらも、パワーエディタでは、「除外されるオーディエンス」という項目も設定できるので、上記と同じ処理をするなら
・高額ウクレレ閲覧
・購入ユーザ
という2つのリストを作成しておき、以下のように設定したほうが効率的でしょう。
「パワーエディタ」上でも、画面右下の「オーディエンス数」で配信数が確認できます。
■広告主側の注意点
ある意味、facebookという各個々を識別できるサービスだけに、広告主側は、そのプライバシー利用の厳守やユーザへの利用の同意については、十分留意が必要です。プライバシーポリシーへの記述とフォーム入力前などの同意画面や、サイト利用規約などでプライバシーポリシーへの同意を促しておくことは、今まで以上に重要になってくるものと思われます。
■あくまでユーザの「豊かな体験」を増長することを前提に
これはリマーケティング広告全般に言えることですが、ユーザ側にメリットが享受されなければ、単に「コンバージョンが獲得しやすい」という企業側の都合だけでは、破綻してしまうシステムです。
適切な利用によって、ユーザが快適な体験ができるよう企業側は十分に配慮すべきでしょう。
参考情報